ウェブ版『ヘルスネットワーク』

10月号「科学的事実に基づく 介護予防のための運動」確認問題の解答

2015年 09月 28日

JAFA機関誌『ヘルスネットワーク』に連載中の科学的事実に基づく介護予防のための運動」(筆者:西端泉)は、加速する超高齢社会において、介護を必要としないための運動方法を解説するコーナーです。

以下に、今月号(2015年10月号p14「第7回 認知症を予防する運動」)の確認問題の、解答と解説を掲載します。

 

問題1
日本人において、認知症の予防効果が科学的に証明されているものはどれか。

正解はd

a:レクリエーション、音楽、調理などの教室を開催し、認知機能が改善したと報告している研究がたくさんあります。しかし、それらの研究のほとんどは、対照群が設けられていなかったり、対照群が設けられていても群の割り付けが無作為に行われていなかったりするため、その結果は十分に信頼することができません。

bとc:欧米を中心としての研究に、ポリフェノールやn-3系多価不飽和脂肪酸に認知機能低下を予防する効果があることを報告しているものが多数あります。しかし、日本人においては、このことを証明した信頼に足りる研究はありません。もともと日本人は、ポリフェノールやn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取量が多いので、それ以上に摂取しても効果が発現しないのかもしれません。ただし、原因は分かりませんが、欧米人よりも日本人に認知症は多発しています。

 

問題2
認知症予防の効果が期待できる運動をすべて選べ。

正解はc

問題1でも解説したように、レクリエーション程度の低強度の運動には認知症を予防したり改善したりする効果は期待できなせん。疫学的研究によって、普通に歩く以上の強度の運動を定期的に行っている人は認知症になる危険性が低いことが報告されています。また、介入(実験的)研究によって、低強度ではなく、中等強度ないしは高強度のレジスタンストレーニングによっても、高齢者の認知機能が改善することを報告している研究があります。

 

※“Exercise and Physical Activity for Older Adults”(2009)の全文訳へのリンク

著者のウェブサイト
http://www.kawasaki-nursing-c.ac.jp/home/hp/teacher/Izumi%20Nishibata/Journals.pdf

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