フィットネスコラム

スポーツサプリメントのエビデンス~クレアチン・HMB・グルタミンにおける筋肉増量とパフォーマンス効果~

更新日:2019年 11月 01日
by からだの中からフィットネス2 ~生涯現役を目指すからだ作りのための栄養トピックス~

前回で「サプリメントのエビデンス(ISSN)」を紹介しました。そのエビデンスレベルに驚いた方もいるのではないでしょうか? 今回は、フィットネス指導者にも広く知られている3つのサプリメント成分の、エビデンスレベルについて詳しく解説します。

 

■クレアチン~筋肉増強◎、パフォーマンス向上◎~

●概要
運動のエネルギーを供給するには、大きく分けて3つの経路があります。運動を始めてから機能する順は「ATP-CP系」「解糖系」「有酸素系」で、このうちATP-CP系の機能を高めるのがクレアチンです。

●機能
クレアチンはATP-CP系でのエネルギー産生能を高めるため、トレーニング中のエネルギー枯渇を防ぐことができます。オールアウトまでの時間が増え、トレーニングの質も向上するため、筋肥大の効果が得られます。その他、グリコーゲンローディング、トレーニング後の回復などにも効果があるとされています。

●摂取方法
体重1kgあたり0.3gを、1日4回に分けて摂取します。5~7日継続すると、体内のクレアチン量が最大になります。その後は毎日3~5gを継続して飲み続け、クレアチン量を維持します。

●安全性
クレアチン使用の弊害として「筋肉のつり」「脱水」などを耳にしますが、科学的なエビデンスは乏しいようです。クレアチンは水を筋肉に引き込むため、十分な水分補給を行うことが推奨されます。また、体重増加が起こりうるため、重量階級性のスポーツをしている場合には注意が必要です。

……続き(以下)はJAFA機関誌『ヘルスネットワーク』で。

 

■HMB:βヒロドキシβメチルブチレート~筋肉増強◎、パフォーマンス向上〇~

■グルタミン~筋肉増強△、パフォーマンス向上△~

 

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【今月のレシピ】

BCAA豊富な牛赤身肉を使用!
「簡単ハヤシライス」

ハヤシライス2.jpg

レシピはJAFA機関誌『ヘルスネットワーク』へ掲載しています。

からだの中からフィットネス2 ~生涯現役を目指すからだ作りのための栄養トピックス~

河村 玲子

パーソナルダイエティシャントレーナー(管理栄養士×トレーナー)、ボディーメイクや健康サポートを行う管理栄養士×パーソナルトレーナー。 脱サラ後、北米に渡りダイエットビジネスの視察、トレーナー活動をした後、帰国して日本にて活動を始める。現在トレーナーとしては、ティップネス蒲田・渋谷・日本橋にてトレーニング指導、管理栄養士としては『Tarzan』や『anan』のレシピ作成や監修、アスリートの栄養指導など、運動、栄養両面のプロフェッショナルとして幅広く活躍している。(株)SAWAKI GYM 栄養アドバイザー。ティップネスアスリート支援事業 管理栄養士。(株)HandY スポーツセクション 管理栄養士。2018年5月タツミムック刊『やせ習慣が身につく ラクうま鶏ささみ料理』を監修。共著に新星出版刊『ちゃんとキレイなカラダをつくる!女子の筋トレ&筋肉ご飯』。

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