フィットネスコラム

疲れを溜めないために

更新日:2015年 07月 07日
by からだの中からフィットネス

7月になり、梅雨明けが待ち遠しくなりましたね。梅雨から蒸し暑い夏へと気候が変わるこの時期は、疲れが溜まりやすく、体調も崩しやすくなります。疲れを溜めないために、栄養面ではどのようなことに気をつければよいでしょうか?

 

■疲れの原因は?

夏は、暑さに負けて食欲が減退したり、冷たいものばかり好んで食べたりすることで、エネルギーが不足したり、栄養のバランスが偏りやすくなります。

例えば、冷たくて喉越しの良いそうめんや冷麦などの麺類は、糖質を多く含みますが、効率のよいエネルギー源である脂質や、身体を作るタンパク質、そしてそれらを代謝してエネルギーや身体を作る材料にするために必要なビタミン類はほとんど期待できません。また、サイドメニューの定番である生野菜サラダは、洗浄の過程で切り口からビタミン類が失われたり、見かけの割に重量が少なかったりと、効率のよいビタミン補給源とは言えません。

身体を動かしたり回復させたりする燃料になるエネルギー自体の不足はもちろん、せっかくエネルギーになる栄養素をとっていても、それをエネルギーに作り替えるのに必要なビタミン類が不足することは疲れが溜まる原因になります。

 

■疲労を溜めないために大切な2つのこと

一つ目は、エネルギー源を必要十分量確保することです。どうしても食欲がわかない時は、ゼリー飲料やバータイプの栄養補助食品でも構いませんからエネルギー源を絶たないようにしましょう。

二つ目は、食べた物からエネルギーを取り出したり、利用したりするために必要なビタミン類を確保することです。ビタミン類の必要量は活動量の増加に伴って増します。活動量が多い方は気をつけて摂っているつもりでも、13種類もあるビタミンを全て充足させられているとは限りません。

緑黄色野菜や精製されていない食品を選ぶなど、食事に目を向けることはもちろんですが、時には全てのビタミンが合わさったマルチビタミンサプリメントを活用するのも一つの方法です。

なお、ビタミンのサプリメントを摂取する場合は、1日分を2~3回に分けて、食事とともに摂るのがお勧めです。

サプリ.jpg

ビタミン系サプリは1日2~3回に分けて、食事とともに摂取すると効果的です。

からだの中からフィットネス

河村 玲子

パーソナルダイエティシャントレーナー。 「からだ作りを、管理栄養士として食事の面からも、トレーナー(NESTA-PFT 保有)として運動の面からもサポートする」をコンセプトに活動中。メディアへの執筆やセミナー講師、栄養カウンセリング、トレーニング指導などを行っている。 JAFA機関誌『ヘルスネットワーク』で、2014年10月号より半年にわたり「フィットネス指導者のためのセルフケア~栄養・食事編~」を連載。

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